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堺市南区の歯医者 山田ウェルビーイング歯科・矯正歯科

DEEPFRONTLINEとは?

DEEPFRONTLINEとは、身体の中心を頭から足まで縦に走る、深層の筋肉や筋膜のつながりを指す言葉です。
首の奥や横隔膜、股関節まわりなど、普段は意識しにくい部分を通っており、姿勢を安定させたり呼吸を助けたりする重要な役割を担っています。
このラインが緊張したりゆがんだりすると、肩や腰の不調につながることがあるといわれています。歯並びや噛み合わせも、このDEEPFRONTLINEに影響を与える要素の一つです。
歯の位置や噛み癖によって頭部のバランスが変化すると、首や肩の筋肉に負担がかかり、姿勢全体に影響が及ぶことがあります。

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矯正治療との関わり

山田ウェルビーイング歯科・矯正歯科では、矯正治療を始める前に「DEEPFRONTLINE調整」を行っています。
当院では、このラインに働きかける調整を取り入れることで、矯正治療を単なる歯並びの改善にとどめず、全身のバランスを意識したプロセスとして位置づけています。
調整を通じて、患者さんご自身にも「身体と歯並びがどのようにつながっているのか」を理解していただけるよう説明を行いながら、安心して矯正治療に進んでいただけることを大切にしています。

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DEEPFRONTLINE調整の流れ

1術前前屈検査

まずは前屈をしていただき、身体の柔軟性や歪みの有無を確認します。日常生活では意識しにくい体の動きのクセや左右差が見えてくることがあり、姿勢と歯並びとの関係を考えるうえでの参考になります。

2術前骨盤チェック

①脚の長さ・重心の確認
左右の脚の長さや体の重心の位置を確認します。日常生活の中で無意識に姿勢が傾いている場合、歯並びや噛み合わせにも少なからず影響していることがあります。

②膝の高さの確認
両膝をそろえて高さを比べ、骨盤や下半身のバランスを観察します。膝の高さに差があると、立ち方や歩き方に影響している可能性があり、それが顎や噛み合わせに関連してくることもあります。

3ディープフロントライン調整

①骨盤⇔体側肩ストレッチ
骨盤から体の側面を通って肩にかけて、筋肉や筋膜のつながりを意識したストレッチを行います。普段の姿勢やクセによって片側に負担がかかっていることもあるため、全体のつながりを確認しながら整えていきます。

②両肩を整える
左右の肩の高さや位置を確認し、バランスを調整します。

4頸椎の調整

次に首の骨(頸椎)の位置を確認します。ヘッドレストを用い、頭から足先までのラインがまっすぐになるように姿勢を整えます。百会の位置に親指を揃え、顎が前に出ないように優しく調整し、首と顎のバランスを見ていきます。

5オーラルPNF

お口のまわりの神経や筋肉に働きかける「オーラルPNF」を行います。口の機能を整えることは、矯正治療の準備段階として大切であり、噛み合わせや発音、呼吸など日常動作に関わる部分をサポートする役割があります。

6シリコンバイト

シリコンを使って咬み合わせの確認を行います。噛んだときに力が入りやすい感覚や、上下の歯がきれいに合うイメージがつかみやすくなり、矯正後の姿を想像する一助にもなります。

7術後前屈検査

①シリコンバイトをいれたまま前屈
シリコンバイトを装着した状態で前屈を行い、術前の状態と比較します。噛み合わせが整うことで、全身のバランスや前屈のしやすさに変化が表れ、歯と姿勢との関わりを実際に体感しやすくなります。

②シリコンバイトを外して前屈→数値が悪化したこと実感してもらう
次にシリコンを外した状態で再度前屈を行い、違いを確かめていただきます。シリコンの有無によって体の動きがどう変わるかを比較することで、咬合が身体に与える影響を実感しやすくなります。

8スキャン

①上下の歯列をスキャン
口腔内スキャナーを使用し、上下の歯並びを精密に記録します。

②シリコンバイトを入れたままバイトをとる
シリコンバイトを装着した状態で咬合のデータを取得します。こうして得られた情報を「クリンチェック」というシミュレーションに反映させることで、噛み合わせと身体の運動機能の関わりを確認しながら、より現実に近い治療計画を検討できるようにしています。

堺市南区の歯医者 山田ウェルビーイング歯科・矯正歯科

DEEPFRONTLINEのよくある質問

Q1. なぜ矯正治療の前に全身のチェックをするのですか?

A. 歯並びの乱れや噛み合わせの不調は、姿勢や身体の使い方とも関係している場合があります。全身を確認することで、歯だけでは見えにくい原因や背景を理解しやすくなります。本来の顎の位置を確認するためには、全身のチェックが欠かせません。

Q2. DEEPFRONTLINE調整はどんな人に向いていますか?

A. 姿勢の歪みや肩こり、食いしばりなどが気になる方には、噛み合わせと身体の関係を理解するきっかけになりやすい調整です。矯正を検討している方はもちろん、体のバランスを知りたい方にも役立ちます。

Q3. 調整は痛みがありますか?

A. 強い力を加えるものではなく、ストレッチや姿勢の確認が中心です。多くの方はリラックスして受けられます。

Q4. シリコンバイトは何のために使うのですか?

A. 咬み合わせの状態を確認しやすくするために使用します。実際に装着して体を動かしていただくことで、咬み合わせと姿勢のつながりを体感しやすくなります。

Q5. シリコンバイトを入れると前屈がしやすくなるのはなぜですか?

A. 噛み合わせが安定することで全身のバランスが取りやすくなり、身体の動かしやすさにつながる場合があると考えられています。

Q06. DEEPFRONTLINE調整はだれでも受けられますか?

A. 特別な制限はなく、矯正治療を検討されている方であれば基本的にどなたでも受けていただけます。年齢や体格に合わせて無理のない範囲で行うため、初めての方でも安心して体験できます。

Q7. DEEPFRONTLINE調整はどれくらい時間がかかりますか?

A. 初診の診断の一部として行い、全体でおよそ75分の中に含まれています。内容によって多少前後します。

Q8. 調整を受けるとどんな変化がありますか?

A. 前屈のしやすさや身体のバランスの変化を実感される方もいます。個人差はありますが、噛み合わせと身体の関係を理解するきっかけになります。

Q9. 他の検査(レントゲンや口腔内スキャン)との違いは何ですか?

A. レントゲンやスキャンは歯や骨の状態を画像で確認する検査ですが、DEEPFRONTLINE調整は身体の動きやバランスを実際に体感していただくプロセスです。両方を組み合わせることで、より多角的に診ることができます。

Q10. 歯並びを整えることで身体のバランスも良くなりますか?

A. 歯並びや噛み合わせが安定すると、首や肩の筋肉の使い方に変化が出る場合があります。全身のバランスに関わる要素の一つとして矯正治療を考えることができます。