歯周病進行ステージ

歯肉炎(初期)
歯ぐきに軽い炎症が起きている状態です。歯磨きのときに出血する程度で、まだ骨への影響はありません。
この段階であれば、正しいブラッシングと歯石除去のみで健康な状態へ戻せる可能性があります。
<特徴>
- 歯周ポケット~3mm
- 歯ぐきが赤く腫れる
- 歯磨き時に出血がある
- 痛みはほとんどない
経度歯周病
炎症が歯ぐきの奥に広がり、歯を支える骨が少しずつ溶け始める段階です。自覚症状が乏しいため、定期検診での発見がカギとなります。
<特徴>
- 歯周ポケット3~4mmに拡大
- 歯ぐきの腫れ・出血が続く
- 口臭が気になり始める
中等度歯周炎
骨の吸収が進行し、歯がグラつき始めることもあるステージです。噛むと違和感を覚えたり、食事がしづらくなる場合もあります。
噛み合わせの悪さや、ストレス・免疫力低下などが進行を早める原因になります。
<特徴>
- 歯周ポケット5~6mmに進行
- 歯が浮いたように感じる
- 歯ぐきが下がって歯が長く見える
- 歯の動揺(グラグラ感)が出てくる
重度歯周炎
歯を支える骨が大きく失われ、歯が抜け落ちるリスクがある最終段階です。
噛む力のバランスが崩れて全身にも影響を及ぼすことがあり、姿勢や筋肉の使い方にも影響を及ぼすケースがあります。
<特徴>
- 歯周ポケット6mm以上
- 歯のグラつきが顕著
- 強い口臭がある
- 歯ぐきから膿が出ることがある
- 咀嚼機能の低下、全身疲労感などが出ることも